効果的なカビ除去スプレーの使い方と注意点まとめ

カビ除去スプレーの効果的な使い方

梅雨から夏にかけては湿度が高く、室内でも湿気がこもりがちになるため、カビが発生しやすい環境になります。

そんな時に役立つのがホームセンターや通販サイトなどで販売されている「カビ除去スプレー」です。

カビ除去スプレーは正しく使わないと、人体に悪影響をおよぼす可能性があるので注意しましょう。

まずは基本的な使い方をステップごとに説明します。

カビ除去スプレー使用前の準備と安全対策

カビ除去スプレーには強力な薬剤が含まれるため、使い方を誤ると健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。

必ず窓を開けるなど十分に換気を行い、ゴム手袋・マスク・保護メガネ(ゴーグル)を着用しましょう。

皮膚や目に薬剤が触れないよう注意し、小さなお子様やペットが近くにいる場合は、作業中は別の部屋で待機させるか預け、安全が確保できる環境で作業してください。

カビ除去スプレーの前処理

スプレーを吹き付ける前に、カビが生えている部分の表面汚れやホコリをあらかじめ落としておくと効果的です。

石鹸カスや埃が残っていると薬剤が十分に行き渡らず、カビ取り効果が落ちてしまうため、軽く水拭きするか、中性洗剤などでカビ以外の汚れを取ってから乾燥させてください。

カビ除去スプレーの適切な使用方法

ボトルのノズルをオン(出)にしたら、カビから15cm前後離してスプレーします。

近すぎると液が跳ね返って自分にかかる恐れがあり、逆に遠すぎると有効成分が薄まり効果が減少します。

壁面や床面のカビにはスプレーしやすいですが、天井付近の高い場所など、目より高い位置に直接スプレーすると液が目に入る危険があるため、スプレーを柄付きスポンジなどに一旦吹き付けてから塗り付ける方法が安全です。

ゴムパッキン部分など根深い黒カビには、スプレーした上からキッチンペーパーで覆う「湿布法」が効果的。

薬剤を染み込ませたペーパーで覆ってしばらく放置することで、有効成分がカビの奥深くまで浸透しやすくなります。

カビ除去スプレーの放置時間

スプレー後、すぐに擦ったり洗い流したりせず、製品の説明文に従い一定時間放置します。

放置中は浴室など密閉空間であれば扉を開けて換気し、自分はその場から離れておきましょう(刺激臭がこもらないようにするため)。

ただし、放置しすぎも厳禁です。薬剤が乾いてしまうと汚れを浮かせる効果が落ち、最悪の場合素材を傷めることもあります。

説明書に記載された範囲内の時間で処理しましょう。

カビ除去スプレーの洗い流しと仕上げ

カビ除去スプレー放置後は、水やぬるま湯で薬剤を十分に洗い流します。

浴室の場合はシャワーで流し、キッチンなど水拭きできる場所では濡れ雑巾で何度も拭き取りましょう。

薬剤が残留すると再びカビの原因になったり、素材を劣化させたりする恐れがあるため、普段の掃除以上に丁寧にすすぐ/拭き取ることが大切です。

最後に乾いた布で水気を拭き取り、対象箇所をしっかり乾燥させれば完了です。

カビ除去スプレーは、正しい手順で使えば家庭内のカビ対策に強い効果を発揮します。

ただし、扱う薬剤が強力な分、安全への配慮が欠かせません。上記のステップを踏み、必ず換気や保護具の着用といった基本を守って作業しましょう。

また、一度で取り切れなかった場合は無理に長時間放置せず、複数回に分けて処理するか後述の専門業者への相談も検討してみてください。

カビ除去スプレー使用時の注意点

効果的にカビを落とすには正しい使い方が重要ですが、同時にいくつかの注意点も押さえておきましょう。

安全に作業し、ご家庭の環境に適した方法でカビ対策をするために、以下のポイントに留意してください。

カビ除去スプレー使用時の注意点:換気を徹底する

使用中は必ず換気扇を回すか窓を開け放ち、作業後もしばらく空気の入れ替えを行いましょう。

塩素系のスプレーは強い刺激臭があり、密閉空間で吸い込むと気分が悪くなったり喉や鼻を痛めたりすることがあります。

特に高齢者や小さなお子様、呼吸器が弱い方がいる場合、周囲の人にも薬剤のにおいを吸わせないよう十分注意してください。

カビ除去スプレー使用時の注意点:他の洗剤と絶対に混ぜない

塩素系カビ取り剤(代表的なものに「カビキラー」「カビハイター」など)と酸性洗剤(お酢やクエン酸、トイレ用洗剤など)は絶対に同時使用してはいけません。

混ざると有毒な塩素ガスが発生し、大変危険です。同じ場所を別の洗剤で続けて掃除したい場合は、十分に水で洗い流してから時間をおいて使用しましょう。

また、塩素系とアルコール系が混ざると有害ガス発生の恐れがあるため、こちらも併用厳禁です。

カビ除去スプレー使用時の注意点:素材に応じた使い分け

カビ取りスプレーは使える場所が限られています。塩素系の製品は強力ですが、金属製品に使うと錆びや変色、布製品に使うと漂白・色落ち、木材や壁紙に使うとシミになる恐れがあります。

基本的に浴室のタイルやゴムパッキン、排水口周りなど水洗いできる場所で使用し、水で流せない壁紙・畳・カーペット等には使わないでください。

もしどうしても布や壁紙のカビを自分で除去したい場合は、後述するアルコールや逆性石鹸など非塩素系の方法を検討しましょう。

カビ除去スプレー使用時の注意点:目・肌への防護

作業中、薬剤が飛び散って目に入ったり皮膚に付着しないよう細心の注意を払います。万が一目に入った場合はすぐ大量の水で洗い流し、必要であれば医師の診察を受けてください。

肌についた場合も速やかに石鹸で洗い流します。

特に目は取り返しがつかない事故につながるため、天井への使用時は前述のスポンジ法で顔より高い場所に直接噴霧しないことを徹底しましょう。

カビ除去スプレー使用時の注意点:子供やペットへの配慮

小さなお子様やペットは大人以上に化学製品への耐性が低く、また予測不能な行動を取ることがあります。

作業中は決して子供だけで浴室に入れないようにし、誤ってスプレーに触ったり舐めたりしないよう注意しましょう。

万が一、子供やペットがいる空間で塩素系スプレーを使用した後は、完全ににおいが消えるまで換気し、床や浴槽など子供が触れる場所は念入りに水拭きしてください。

カビ除去スプレー使用時の注意点:テスト使用

初めて使う製品や、初めてカビ取り剤を使う素材には、いきなり広範囲に噴射せず目立たない部分で試すことも大切です。

とくに非塩素系とはいえアルコールや漂白成分が入った製品では、思わぬ変色や素材劣化が起こる場合があります。

目立たない場所に吹きかけ、異常がないか確認してから本格的に使用しましょう。